エルフ少女は淫夢で快眠

エルフ少女は淫夢で快眠

ノーパン勇者ちゃん概念流行らせたい読者



  

蝶々を追いかけてたら、アレクサンドラ隊のみんなとはぐれて森の奥まで迷い込んでしまったなの。私の脅威となるレベルの魔物は近辺には見当たらなかったから、何も恐れることはないと思っていたなの。

そう、私自身に関しては何も問題はなかったなの。先端の尖った木に貫かれていた、超希少な魔物を偶然にも見つけてしまうまでは。ネコのようなその魔物は小さくて頼りなくて、何より虫の息だったなの。

エルフという種族は長命だけど、その分身体の成長が遅いなの。助けたい、と衝動的に思ったけども、実際にやるのは思った以上に大変だったなの。私の背丈の倍はある木の杭から、傷を広げないように助け出すにはそれなりの技巧を凝らす必要があったの。こういうときばかりはエルフで良かったと痛感するなの。それでもまだ問題はあったなの。

「どうしよう……。薬草食べてくれないの……」

ネコさんは衰弱していて、私たちが普段回復するために食べている薬草を差し出しても食べようとしないほどだったの。

「私が回復魔法できたらよかったなの……」

魔法に精通したエルフでも、得意不得意はあるの。私はよりにもよって、回復魔法の使えないエルフだったなの。

「このままだとネコさん死んじゃうの……」

もうダメだと思ったそのとき、繁みをかき分けて何かが出てきたなの。反射的に視線を向けた先には、一人の若い人間の男がいたなの。そいつは出合い頭に謝ってきたの。

「ごめん……ビックリさせちゃったね」

一瞬何を言っているのか分からなかったなの。この場にいるのは私とその人間の二人だけなのに、どうして謝られたか分からないなの。相手が人間だからといって油断はできないなの。私はいつでも攻撃できるように身構えながら言ったなの。

「何なの!? おまえは!」

私の口から出た言葉は思っていたよりも刺々しくて、その人間に対する敵意を込めてしまっていたなの。相手はそんな私の態度に驚いた様子もなく、のんきにこちらを見ていたなの。

「どっか行けなの!!」

大声で言っても動く様子がないなの。仲間のアレクやムサシならこういうとき、何も言わなくても相手を退かせることができるの。私じゃ迫力というか威圧感というか、そういうものが足りないなの。早いところよそに行ってほしいなの。

「!!」

ネコさんの浅い息遣いを聞いてか、人間の視線が私の背後を捉えたのがわかったなの。

「そのネコさんケガしてるじゃないか!!」

ネコさんを庇っているのがバレてしまったなの。私の実力なら目の前の人間をどうにかするのは難しいことではないなの、それでもネコさんの容態をこれ以上悪化させかねない戦闘は避けたいところなの。

「近寄るななの!! 超希少な魔物のこの子は倒させないの!」

こんな森の奥に入り込んでくるなんて、魔物狙いの猟師やその同類くらいなの。そう考えると、この子を見つけたときにやることなんて決まってるなの。

「どうせこの子の経験値とアイテムが狙いなの!」

人間がこんな奥地に来る理由なんてそれしかないなの。それにこいつからは妙な匂いがプンプンするなの。

「倒す必要なんてない!」

人間は私の言葉を否定してきたなの。意味不明なことを言う奴なの。

「その子は有害魔物リストにいない! 助けてあげなきゃ!!」

妙な理由を返されて、一瞬素で驚いてしまったなの。有害魔物リストに載ってない魔物を助けるというなら、未確認の魔物が襲ってきたならこの人間はどうするのかわからないなの。黙っているうちに、人間は何やら左手から微弱な魔力を発散し始めたの。

(魔法?……いや……違うの。魔力はほぼ感じないの)

「……怪しいなの!!」

「僕が治す! お願い! 信じて!」

「そうやって騙すのは知ってるなの! 私は人間なんて信じないの!」

迫害された記憶が思い出されて不快でしょうがないなの。ここまで言われてどう出るか、たいていは口論か戦闘かのどちらかなの。ここは森の奥、誰も来ないなら殺しも辞さないの。

(……来るなの!)

魔力を発していないほうの手が動くのが見えたなの。……針? 暗器にも見えるそれを人間は、ドスドスドスドスドスッ! と魔力を発しているほうの手に五回もブッ刺したなの。

「何……してるなの……?」

針でも明らかにブッ刺さっている以上は皮膚を貫いてるはずなの。あんのじょう傷口からポタポタと血を流しはじめたなの。「これでいいんだ」みたいな顔をしてるなの。よくはないと思うなの。ドン引きなの。そう思いながら針を刺した手を見ると、もう血は止まっていたの。それどころかかさぶた一つ見当たらなかったの。完全に回復している様子に、ようやく何がしたいか理解したなの。

「これは薬師の職業スキル『アトムスフィア』」

薬草を食べさせる以外の手段でネコさんを回復させられるというデモンストレーションをしてみせたというわけらしいなの。派手といえば派手だけど地味といえば地味なの。くだくだしい説明と人間の自己紹介は聞き流して、その人間が密猟者でないこととネコさんを助けられる能力があることは理解したの。

「……わかったの。少しでも変な事したらブッ飛ばすの!」

「ありがとう!」

治療行為らしきものが始まったけど、人間自体が回復魔法を使うのではなく、回復効果のある薬草の回復効果だけをネコさんに与えているようだったなの。それだけなら、回復魔法の使い手よりも回復という行為に手間がかかるこの『アトムスフィア』というスキルにあまり価値は感じないの。この人間を通して回復効果を与えることによるメリットがあるのかないのか、外から見ているぶんには分かることは少ないなの。

「ネコさん、助かるなの?」

「助けてみせる!」

治療行為と言われて従ってしまったけれども、やはり得体が知れないので警戒心を解くことはできないの。人間を警戒しつつ、私はネコさんの様子を観察することにしたなの。木の杭に引っ掛けられていたお腹に開いた傷の回復には時間がかかるようで、人間も難しい顔をしているなの。私がきまぐれで助けたネコさんの命を真剣に救おうとしている様子は、パーティの仲間たちを思い出させたの。

「……何か、手伝えることはないの?」

思わず口にすると、間髪入れずに答えを返してきたの。

「薬草が足りなくなりそうなんだ。近くに生えてるのを採ってきてほしい」

「わかったなの!」

人間の指示に従って、私は近くの薬草採取に向かったなの。人の手が入っていない森だけに、いわゆる回復用の薬草はそこら中に生えていたなの。効果のより高いものを、万一を考えて、知っている限りの薬草をついでに採っていくなの。夢中になって採取をしているうちに、ふと考えることがあったの。

(さっき言ってた『アトムスフィア』……薬草以外、たとえば毒草なんかの毒だけ取り出したりできそうなの)

説明では回復用の薬草のことしか話していなかったけど、毒の抽出も不可能ではなさそうな効果ではあったの。そう思い至ると、背中に寒気が走ったなの。私がネコさんから離れるスキを作っておいて、その間に毒を使って経験値にしてしまうことができるの。人間は敵と認めた相手に対してどこまでも卑劣になれることを、エルフとしての経験上理解しているの。私は採取した薬草を持ったままネコさんのもとへ駆け出したなの。

「そんなことはさせないなの!」

「なんの話!?」

人間は私の行動が読めなかったらしく、戸惑ったような声を出していたなの。

「今すぐその手をどけるなの!!」

「ど、どうしたの急に!」

私は人間に、手元に持っていた薬草を全部投げつけてやったの。人間が私のほうを向いたのにつられて、魔力の発散されていた手がネコさんから離れて、代わりに私に向けられたなの。

(私ならネコさんよりは耐性があるからマシなの!)

……向けられた手から放たれた効果によってか、私は足から崩れ落ちるように倒れ、意識を手放してしまったなの。

 

 

 

身体を這いまわるような感触に目を開けると、人間が私に覆いかぶさってその手で私を撫でまわしていたなの。

「キャーッ! 何するなの!」

「ごめん! 本当に申し訳ない!!」

人間は平謝りをしながら、それでも手を止めようとはしなかったの。

「何するなの! やめるなの!!」

「やめたいんだけど、もう止められなくて……キミを犯してしまいたくてたまらないんだ!」

「……えっ?」

人間の言葉を理解するまでに数秒かかったなの。理解してからも混乱したなの。人間の性欲がこの未成熟な身体にも反応するなんて知らなかったなの。

「変態なの! 近寄らないでなの!!」

どうやら私との実力差に気付いていないらしいなの。このまま隙を見て逃げ出すこともできそうだったなの。でも、全身を撫で回される感触が、思ったよりも不快じゃなくて……少し、気持ちよかったの。それを否定したくて、感情のおもむくままに言ったなの。

「い、いくらなんでもダメなの!! わ、私の身体はまだ子供だし、それに……」

エルフだから、と言う前に唇を人間のそれで塞がれて言えなかったなの。

「んむぅ~!」

「ぷはぁ……。僕は本気だよ。……それにキミもほら」

「ひゃうん!」

服越しに胸の先端をつままれてしまったなの。そのままくにくにともみしだかれて、その度に快感が全身を走り抜けていくなの。

「ああっ、だめなの!」

「もうこんなに固くなってるじゃないか」

「ちがうの、これは……」

「いいんだよ、僕に全てを任せてくれれば気持ちよくしてあげるよ」

耳元で囁かれるだけでゾクゾクとした感覚に襲われてしまうなの。でもこのまま身を委ねるのは嫌なの。私は必死に抵抗しようとしたなの。

「やめてなのぉ! 私、まだ大人じゃないの!」

「大丈夫、すぐに大人にしてあげるよ」

「きゃああ!」

首筋に吸い付かれ、舌を這わせられると、私の口からは甘い悲鳴が出てしまっていたなの。くすぐったさと快楽が入り混じった初めての感覚に、次第に頭がぼーっとしてくるなの。

「そろそろいいかな」

「何をするつもりなの? まさか!?」

「その通りさ!」

「や、やめ―――あんっ!」

スカートの中に侵入してきた手に下着を脱がされ、直接秘所を指でなぞられ始めたなの。私は声を抑えることができずに、ただ喘ぐことしかできなかったなの。

「ふふ、可愛い声で泣くんだね」

「ん……そんな……こと言われても……んん……うれしくなんか、ないなの……♡」

「そうかい? ここも濡れてきているみたいだけど」

「……!」

指摘されて初めて自分が興奮していることに気付いたなの。そして、それと同時にお腹の奥がきゅんと疼いたなの。見た目は子供同然でも、生きてきた年数を積み重ねた身体は正直に反応していたなの。

「もっと感じさせてあげるよ」

「やめ、て、なのぉ……!」

「そう言うけど、腰も動いてるよ?」

「だって、きもち、いいから、なのぉ……♡」

「素直になれたご褒美をあげないとね」

人間はそういうと、私のべちゃべちゃになったパンツを完全に脱がせ、二本の指で割れ目を割り開いてきたなの。ねちゃぁ……と粘液が糸をひく音がして、肉ひだが拡げられているのがわかったなの。それだけの刺激に、声が出るほど反応してしまったなの。

「ひゃんっ!♡」

「かわいい声を出すんだね……ますます気に入ったよ」

そのまま顔を近づけてきて、敏感になった突起に息を吹きかけられたなの。身体がビクンと跳ね上がり、意識が一瞬飛びかけたなの。

「やぁっ!♡ そこ、汚いから舐めちゃだめなの!♡」

「ここが弱いんだね」

「あっ! やめっ! んあぁっ! なのっ!♡」

誰にも舐めさせるどころか触れさせたこともないそこを舌先で転がされたり、軽く歯をあてられて甘噛みされているなの。それがたまらなく気持ち良くて、私はいつの間にか人間に抱きついてしまっていたなの。仲間にもしないような大胆な行動なの。

「やめてっ! これ以上されたらおかしくなっちゃうなのぉ!♡」

「いいよ、僕の舌でおかしくなってよ」

「あっ! イクッ! イッくぅっ!!♡」

絶頂を迎えると同時に、なにか我慢していたものがあふれ出す感じがしたなの。じょぱああぁっ♡と噴出したそれはおしっこなのか、それとも別のものなのかはわからなかったなの。浮かせた腰が勝手に痙攣して、じょっ♡じょぱぱっ♡じょぱっ♡と途切れ途切れに出てきた液体はそこら中に飛び散ったの。止まらなかったなの。

「あへぇ……♡」

「ふふ、派手に潮吹きしちゃって……。キミはえっちだねぇ」

「し、しお……?」

よだれと淫液とが混ざった液体に濡れた股間を無防備に晒しながら、その場に倒れこんでいると、人間は私の漏らした液体にまみれた上着を脱ぎ捨てていたなの。

「まあいいか。そろそろ僕も限界なんだよね」

言いながら人間は自分のズボンに手をかけると、そこからは大きな男根が現れたなの。それを目にすると私の喉はごくりと音を立てて、再び下腹部がきゅんきゅんとうずきだしたなの。

「これが欲しいかい?」

「……ほしい……なの」

「じゃあおねだりしてみて」

「わ、わたしの、べちゃべちゃで、とろとろのこどもまんこに、あなたの、おちんぽください……なの♡」

自分で言っていて恥ずかしくなったなの。でもそれ以上に、この人間のことが欲しくて仕方なかったなの。

「よく言えたね。ご褒美にいっぱい犯してあげるよ!」

「んおおおぉっ!!!♡」

一気に奥まで突き立てられると、私はまた絶頂を迎えてしまったなの。さっきよりも激しい快感で、視界がチカチカとしたなの。

「すごい締め付けだよ……! そんなに嬉しいかい!?」

「うんっ♡ うれしいのぉ♡ はやくうごいてぇ♡」

「いいよ!」

ぱんっ!♡ ばちゅんっ!♡ どすっ!♡ ぐちょっ!♡ 卑猥な水音をたてながら激しくピストンされると、奥をノックされるたびに意識が飛びそうになったなの。それでも必死に耐えて、少しでも長く繋がっていたかったなの。

「どうかな? 気持ちいい?」

「きもちいいのぉ!♡ もっとついてほしいのぉ!♡」

「こんなに小さいのにいやらしい身体をしてるんだね!」

「ちがうのぉ! キミだからぁ!♡ キミのおちんちんがすきなのぉ!♡」

「そうか、ならたっぷり味わわせてあげるよ……! ほら、いくよ……!」

「きてぇ!♡ なかにびゅーってしてぇ!♡」

そして一番深いところで熱いものが弾ける感覚がして、お腹の奥がじんわりと熱くなっていくのを感じたなの。人間はそのまま私の身体の上に覆いかぶさってきて、息も荒いままくっついたなの。

「はぁ、はぁ、はぁ……」

「ふー……満足したよ。ありがとう」

「どう、いたしまして……なの♡」

私たちは繋がったまま眠りについたなの。身体は汚れたままだけど、それが心地よかったなの。

 

 

 

「―――はっ! ネコさん!」

目覚めると同時に思い出したのは、ネコさんのことだったなの。瀕死で、血だらけで、薬草も食べられない状態だったあの子。あれからどれくらい時間が経ったのかわからないけど、まだ生きているといいなの……。

「大丈夫?」

そこにはさっきまで獣のようだった人間が、人畜無害そうな顔で座っていたなの。

「……あ」

そうだ、私はこの人間に犯されてそのまま眠ってしまったなの。ということは、ネコさんは放り出したままのはずなの。

「ネコさんは!? ネコさんは大丈夫なの!?」

「ありったけの薬草を使ったから……」

そう、足りなくなった薬草を採取する途中で疑念に駆られて治療を妨害しようとしてたなの、そして……。

「……ごめんなさいなの」

「え?」

「私のせいで、ネコさんを助けられなかったなの」

あの真剣さを信じられなかったせいで、ネコさんの治療を妨害して、放り出させてしまったことは間違いないなの。

「いいんだよ。僕は最初から信じてもらえなくても仕方ないとは思ってたから」

「でも……。本当にごめんなさいなの」

「それより、君が助けてくれたこの子を見てあげてよ」

人間はそういうと、横で丸くなっている猫の頭を撫でたなの。おかしいなの、私が薬草を投げつけて、人間が襲い掛かってきて、その間ネコさんは忘れられていたはずなの。どうして助かっているのか、訳が分からなくなったなの。

「キミを薬草の効果で眠らせちゃったときはどうなるかと思ったけどね。なんともなくてよかった」

「キミはさっきまで何をしてたか、覚えてないなの?」

「何って、キミを眠らせちゃったあとは、治療の続きをして、採取してもらった眠りの薬草でネコさんも眠らせたんだ。そのすぐあとにキミが起きたんだ」

「……夢だった、なの? 私に何もしてないなの?」

「あまり強い薬効の薬草じゃなかったから、すぐ起きると思って」

質問の意味を捉えかねている様子に、この人間は何も、さっきの夢のようなことはしていないと納得させられたなの。夢だと分かった以上、気にすることはないなの。起き上がって見ると、ネコさんは丸くなって眠っていたなの。お腹も、傷なんて最初からなかったみたいにきれいになっていたなの。

「治った……なの」

人間と顔を見合わせる。……さっきまで見ていた夢が思い出されて、下腹が疼いてしまったなの。

「信じてくれてありがとう!」

まともに顔を見ていられなくて顔を背けてしまっても、それは仕方のないことなの。

 

おわり

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